京橋で「黒の報告書」('63)を見る。これまでに、増村保造の映画を20本近く見てきたが(もちろん日本語字幕無し)、初めて増村の映画を面白くないと思った。というのも、あらゆるジャンルの映画を撮る天才的職人監督である増村でも法廷ドラマとなれば、…
作品時間、328分。時間単位に変えると5時間28分だ。この非日常的な数字に一瞬ためらったが、勇気と気力を振り絞って水道橋へと見に出かけた。冒頭の第一話にして、いきなり固定ショットが捉えるモーツァルト、メシアン、ベートーヴェンの音楽がかかっ…
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